TOEFLの勉強方法
ここでは私が某予備校の模試で440点という低スコアを取って愕然としてから、200点以上スコアアップした勉強方法と、今から思えば無駄な事や効率の悪い事などを反省し、今の私が今から勉強するならこうすれば最も効率よく、短期間でスコアアップできると思う勉強方法を私の個人的経験を踏まえて、総合及び各セクション別に紹介します。
まず最初に下のチェック項目をチェックして、自分の力を認識して下さい。
| チェック項目 | チェック内容 |
| 語彙力 | TOEFL英単語3800を買ってきて、これに書いてあるチェック項目(各ランク)で自分の語彙力を調べて、目標スコアに対応できているかチェックします。 |
| 聞き取り能力 | ETSの問題集をどれか1つ買って、リスニングテストをやってみて、聞き取れるかチェックします。この時スクリプトを見て、知っている単語しか使われていないのに聞き取れなかったら、聞き取り能力に問題があると判断します。英語での生活をやっていないほとんどの日本人は聞き取り能力はあまり無いと考えて間違いありません。TOEICのListeningで満点を取っている人でもTOEFLでは通用しません。レベルが全然違います。 |
| 基本文法の理解度 | 「はじめてのTOEFL」と「TOEFL test620点」をザッと読んで、知らなかった文法事項があるかどうかチェックします。へぇ〜知らなかったという文法事項があったら、良く復習して下さい。長本吉斉氏の二冊をETS問題集の演習と並行して3回程度繰り返して学習して下さい。セクション2では文法事項を問う問題と、IDIOM的に知らなきゃできない問題があります。40問中35問以上のレベルになると文法的に分からない事は少なくなり、ボキャブラリの勝負になってきます。 |
| 英文解釈能力 | ETSの問題集をどれか1つ買って、セクション3のパッセージで単語の意味は分かるのに、文章の意味が取れない(翻訳する必要はありません)センテンスがあったら、読解力が不足していると判断します。 |
| LCスコア (カッコ内はCBT) |
勉強方法 | ヒント |
| 55以下 | 毎日ETSの問題集に付いているテープを最低1時間、できれば2時間程度聞きます。電車の中などで十分です。漫然と聞かず、「聞き取る」努力をしましょう。合わせて神部孝氏のIDIOM集でIDIOMを覚えまくりましょう。また、毎日1セットのETS問題集をやりましょう。知らない単語・IDIOMを調べてノートにまとめ、覚えましょう。 | 聞き取りは数百時間やって、初めて効果が出始めます。海外経験が無い人は、普通は1年近くかかるでしょう。(コラム リスニング力 参照) |
| 55〜60 | 基本的な勉強方法は上と同じですが、テープの速度を30%程度速くすると効果的です。米国の口語会話でよく使われる慣用表現はしっかり覚えましょう。 | 口語慣用表現は辞書に載ってない物も出題されますので、辞書は数冊揃えておきましょう。 |
| 60(25)以上 | TOEFLのテープを30%程度の速聴でノートにスクリプトを聞き取って、書き取りします。ディクテーションと言われる方法です。CNNやディスカバリー・チャネルをディクテートしてもいいでしょう。ETS問題集はPart-AからPart-Cまで通して演習し、集中力を維持する練習も忘れずにやって下さい。 | このレベルの人は知らないIDIOMや単語にはあまりお目にかからないでしょう。二回聴いたら満点も夢では無いレベルです。 |
リスニングはコラムにも書きましたが、難しいです。私の場合、60を超えるまで1年近くかかっています。後は集中力を最後まで維持できるかどうかが勝負になってきます。Part-Cの最後は難しくない問題でも集中力が切れてセリフを覚えていられなくなったりします。Part-Cの説明の所で、うまくリラックスできるようにしましょう。
2000年の新傾向について
2000年後半に入ってからの傾向として、Part-AにおいてIDIOM一発で解答できるような問題は少なくなって来ました。2000年の傾向でわずか2,3回の問題非公開の本試験の傾向ですが、私の記憶の限りでは明らかに長文化傾向があり、ある程度の長さの文章の中から話者が言いたい事を捕らえる能力を試して来ています。では上の勉強法に書いた「IDIOMを覚える」のは無駄かと言うと、そうではありません。話者が言いたい事にIDIOMが使われるパターンが多いからです。当然、1999年までの問題ができなくては2000年の問題はできないと思います。よって、1999年までの対策としての勉強+話者の言いたい事(Main
idea)を捕らえられるように会話全体が聞き取れるようにディクテーションによる練習が必要になってきていると思います。実際に英語での生活をすれば分かりますが、1999年までのPart-A程度の会話しかできなかったら、とてもNativeと議論を戦わせるなんて出来ませんから、ETSとしてもその辺を試すようになったのでしょう。
それから、会話速度が速くなったと言われていますが、全体的な速度は実際には大騒ぎするほどには速くなっていません。ただ、Nativeなら当然ペラペラッと話すべきところが以前は1語1語ハッキリ目に発音されていたのが、自然な発音になっただけだという印象を持っています。PrepKitの30%増しの方が本番より速いと思います。30%UPも慣れてしまうと普通に聞こえるので、そういう人は40%UPにしてもいいかも知れません。余裕があればある程、選択肢を吟味できますから、正答率が高くなるでしょう。
| SWEスコア | 勉強方法 | ヒント |
| 55以下 | 基本文法事項の理解度が不足していませんか? 長本吉斉氏の二冊を学習し、基本文法事項をおさらいして下さい。問題の解き方を理解するのに、TOEFL文法大特訓を一通り演習します。解き方を覚えたら、ETS問題集を繰り返し練習して下さい。このレベルだと語彙力が不足していて単語の品詞が分からない事も多いでしょう。語彙力増強は全てのセクションの基礎ですので、3800を暗記して下さい。 | 2,3週間で55にはなります。80%の「穴」が埋まるからです。穴埋めの概念は55〜60の所を参照して下さい。 |
| 55〜60 | PBT時代の本試験で4〜7問くらいミスするレベルでしょう。長本吉斉氏の二冊をETS問題集の演習と並行して3回程度繰り返して学習して下さい。ETS問題集は10回やったら10回全問正解できるまで繰り返しましょう。自分の弱い文法事項や慣用表現を洗い出し、その穴を埋めるのです。やたらに多くの問題集をやってもダメです。なぜなら「穴を埋める作業」をやっていないからです。なぜ間違えたのか、正解できていても、迷った選択肢があったのであれば、それは「穴」です。全問に「完全に正解している自信」が無いのであれば、不安要素が穴ですから、復習して下さい。本試験には同じ問題は出ませんが、同じ「穴」を突いてくる問題は何度も出ています。 | ETS問題集の繰り返し演習は「穴」を発見し、それを埋める作業に意味があります。穴の埋まらない問題演習は時間的に効率が良くありません。(私の経験&反省点) なぜ正解なのか、なぜ不正解なのかが分かるまで調べて下さい。 |
| 60以上 | 60以上は難易度によりますが、PBT時代の本試験でミスは3問以内の人でしょう。文法がどーのこーのでなく、IDIOM一発!という問題もあるので慣用表現を数多く覚えるようにしましょう。ETS問題集は全部やって、なぜ不正解なのか、なぜ正解なのか、が分からない問題が無くなるまで繰り返し練習しましょう。このレベルでは出てきた単語、慣用表現は全部辞書を調べて覚えて下さい。ETS問題集を制覇(10回やったら10回全問正解できる事)したら、可能であれば過去問やITPを入手し、制覇できるまで練習しましょう。 | PBTベースで普通に解いて15分以内。確実にやっても20分以内でできるように。残り5分はどうしても不安な難問を満点のために悩む時間です。 |
文法は満点に近いレベルになってくると本当に重箱の隅を突くような事まで知らないといけません。そこまで網羅されたTOEFLの本は見たことがありませんから、自分でコツコツやるしかないですね。TOEFLの過去問を全部調べて、出題された文法事項を全部網羅した本を誰か書いてくれるといいのですが... 予備校の授業は、良い先生だと本試験を研究した内容で教えてくれますが、全容を解明して1つにまとめられたものは見たことがありません。断片的に小出しにするので、勉強の効率が悪い。でもそんな本を書いたら誰も予備校に来なくなっちゃうから出さないのでしょうかね。まぁ10年に一回しか出た事のない文法事項をやっても仕方ないという考え方もありますが。
| RCスコア | 勉強方法 | ヒント |
| 55以下 | 最終目標が550点程度なら、先に問題を読んで、パッセージの該当する箇所だけを読む方法でいいです。語彙問題は全体の3〜4割を占めるので、3800を暗記しましょう。解法のテクニックはアルクのTOEFLリーディング大特訓を読めば十分です。ETS問題集を演習したら、知らない単語を調べて暗記したら、パッセージを一度精読します。そして文意が取れるようになったら、速読する練習をしましょう。同じ文を2回読まなくても、1回で文意が取れるようになるまで読み込んで下さい。 | 予備校で教えてくれるテクニックはほとんど左記「リーディング大特訓」と同じだと思います。 |
| 55〜60 | 600点以上を狙うなら、60以上のところに書いたようにパッセージも全部読めるように。私の経験では、速読練習&語彙増強で55→60にはピューッと行きます。ETS問題集は全部演習して、速読練習は全パッセージを10回以上こなしましょう。1パッセージ読むのに60秒以内を目標にして下さい。 | 本試験のパッセージが「長文」に思える人は読み込み量が不足しています。普通の書籍で言えば1/3ページくらいの量ですから、短いです。 |
| 60以上 | パッセージを最初に読んで、それから問題に取り掛かっても50分以内に余裕を持って全問回答し、不安な問題を残りの5分で見直せるようにしましょう。特にヒッカケ問題にミスしてないか、入念にチェック。問題になっている部分だけは速読でなく、精読し、ポカミスしないように注意。TOEFLのReadingは答えが全部本文中に書いてあるテストなのです。ポカミスさえ無ければ、恐らく語彙問題くらいしかミスしないのではないでしょうか。語彙はひたすら覚える以外にありません。TIME誌やNewsWeek誌なんかも、勉強の合間に読むといいでしょう。 | このレベルの人に申し上げる事はありません。「量」をこなすしかないでしょう。ちなみに私は雑誌はBusinessWeek誌を定期購読してます。時間的に全部は読めないので、日本語の雑誌同様、興味のある記事だけ読んでます。 |
語彙問題はCBTになると今よりも難しくなります。というのは4つの選択肢から選ぶのではなく、文章全部に下線が引かれていて「この中から1語選べ」になるので、当てずっぽうでは確率が非常に低くなり、更に知らない語彙だと迷う時間が今より長くなるので全体の時間配分に影響するからです。本物の語彙力を持っている人にはCBTでもPBTでも2秒で解答できるから関係ありませんが...
案外と海外サイトのネットサーフィンが趣味の人は画面上で英文を読む練習を無意識にやっている事になるので、高得点が出せたりするかも知れませんね。
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