Argumentの意味は
国内で375,000人の民間人が死んだ
海外で、軍の408,000人が死んだ
だから、海外で軍隊に属していようと、民間人として国内に残っていようと、危険度はたいして変わらなかった
設問の意味は、「上記結論の不合理性をもっとも良く暴くものは、以下のうちどれか?」
で、ゆうさんが解答に選んだBですが、「“民間人の死者数”と“海外での軍人の死者”とを“率”で表すこと」と訳すことができます。しかし、その数字を出したところで、何ら結論の不合理性を暴くことはできません。
しかるに、正解のDですが、「それぞれのグループの、“死者数の総計”を比べるのではなく、“千人あたりの死亡率”を比べる」と訳することができます。この方法だと、当然国内に残っていた人たちの方が多いはずなので、
国内の死亡率 < 海外遠征軍の死亡率
となることが予想され、「だから、どっちにいても危険度はたいして変わらないとは言えない、それどころかはるかに海外遠征に加わった方が危険であった」という反論ができるわけです。
GMAT CRでは、簡単そうに見える時に限って“引っかけ問題”で失敗することがあります。よく注意して読めば、なんてことない問題だったりするんですが...どうでしょう、少しは理解の助けになりますか?
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