コラム 単語は留学後に役立つか?


よく受験勉強は後で役に立たないと言われますよね。留学準備の過程でTOEFLやGMATのために単語を暗記すると思います。TOEFL3800に出てきた単語は実際のMBAの教科書では意外と頻出します。さすがにGREのVerbalの一生使わなさそうな単語は滅多にお目にかかりませんけど。一般の雑誌などを読んでいても3800レベルの語彙はレベル4まで含めて「基本」の範疇に入ると思います。かなりの確率で目にするように思います。

私は3800は精神的に覚えるのが辛かったので、何とか楽して語彙力を増強できないものかとアルクのボキャビルマラソン・パワーアップコースなるものを受講したことがあります。こちらの方が3800より語彙レベルは高いです。コースガイドによるとこのコースに出てくる語彙をマスターすれば、英米の新聞や雑誌の90%以上の語彙はカバーされるとあります。恥かしい話ですが、受験期間中だったので結局ボキャビルマラソンは途中で止めてしまいました。でも一応、会社からのお金で受講してたので(いい会社だと感謝してます)、最後までかなり手を抜いて続け、修了証みたいなものはもらいました。教材は米国まで持ってきたので、クリスマス休暇に久しぶりに聞いてみました。(CDでリズムに合わせて覚える仕組みになっています) 会話のシーンでは実際の一般生活の会話でありそうな題材が取り上げられていますが、発音が極めてハッキリしており、会話の速度も現実生活では有り得ないほどにスローです。日本人向けの教材だから当たり前かも知れませんけどね。

実際に米国の大学院で勉強するにあたっては、TOEFL3800レベルの語彙力ではかなり不足すると感じています。語学の基本は語彙であると私は思っていますので、今後も継続して語彙増強して行きたいと思います。Nativeが20年以上かけて覚えてきた語彙を数年で同レベルにしようというのがそもそも無理な話であると思いますので、「米国の大学に2年も行けば自然に覚える」などという甘い夢を見てはいけません。現実は厳しいです。更に言うなら、会話もMBAを出たからと言って流暢になるとは思えません。普段の生活で毎日話すようにしないと会話力は身に付かないと思います。

ということで、欧米留学を目指して勉強している方はTOEFL3800レベルの語彙力は「入り口」だと思って頑張りましょう。3800を覚える事は留学生活を送る上で決して無駄になりません。逆にこの程度を知らないとテキストを読むのに辞書ばかり引いて効率が悪く、大変な苦労をすることになります。

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